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MMデンタルクリニック スタッフ日誌
みなとみらいにあるMMデンタルクリニックのスタッフの、日々のつぶやき
東京開院(MMデンタルクリニック東京)
 横浜、みなとみらいでのMMデンタルクリニックも約20年に渡り
多くの患者様に慕われてきました。

東京はもとより他県からも来て下さっている患者様も多く、より交通至便な東京での診療を望む声も多くあり

そういったご要望にお応えするため、今年4月より

港区新橋1丁目ペルサ115、8階

MMデンタルクリニック東京を開院いたしました。

新橋駅のSL広場より近くビルのワンフロアー全部を使い、最新の設備機器と明るい雰囲気のクリニックを作ることができました。

詳しくはhttp://www.mmdc.tokyo をご覧ください。

 理事長の私は月、木と新橋で診療させて頂いております。MMデンタルクリニック本院同様、よろしくお願いいたします。

勝山 英明 
歯科においてエイジングを考える
高齢化に関する報道及びニュースはいつも目に入ってきます。
歳をとることは成長の過程から老化へと移行するわけですが、
口腔の健康との関連はどうでしょうか? 

つい何十年か前までは子供の多くは乳歯が虫歯だらけでも珍しくなく、前歯が真っ黒な子供は多くいました。しかし、最近では検診の際にも虫歯の多くあるお子さんはかなり少なくなりました。
予防処置とデンタルIQの向上がいかに大きく疫学的に変化させることが可能になったかの一例です。

予防処置が重要であるとの認識も高くなってきましたが、
急速な高齢化に対応する準備が歯科医療サイドにも十分にできていないのも事実です。


オーラルフレールという言葉があります。
口腔の問題を原因として体の虚弱に繋がるという概念であり、これまでの虫歯と歯周病という治療対象から特に高齢者における全身の健康を守る上でどのように歯科医療が貢献できるか、またせねばならないかという命題でもあります。

従来と異なり、患者様のニーズも多様化しており、70歳をすぎてからインプラント治療を希望される方も多くいらっしゃいます。さらに、機能のみでなく審美的観点も重視される方も女性においては高齢者であっても多くいらっしゃいます。


インプラントを含め、歯科医療がどのように健康寿命の延長に貢献できるかがあらためて問われています。


未体験の超高齢化社会に対し、先進的に取り組んでいきたいと思います。
高齢化社会とインプラント
 インプラント治療を専門にしているMMデンタルクリニック 
CIDインプラントセンター理事長、勝山です。

インプラント治療経験20年以上ですが、歯科治療も大きく変遷を遂げてきました。一方、社会も大きく変化しています。特に日本全体の高齢化が叫ばれていますが20年前頃に治療させて頂いた患者様もそれぞれお年を召してきています。

幸いにも多くの治療させて頂いた患者様を現在もメンテナンス等で拝見できるのは臨床医にとって非常に幸せなことであり、重要な勉強でもあります。

まず、感じるのはインプラントは予想以上に長持ちします。しかし、インプラント本体は長持ちしますが、インプラントの上の歯、すなわち上部構造はそれなりに痛んできます。特に噛み合わせの不調和のあるケースは大きく壊れるケースが多いと言えます。

また、材料も大きく変わってきました。従来は金属のフレームをベースにしてセラミックを表面に焼成した構造、いわゆるメタルボンドが一般的でしたが、現在ではコンピュータでデザインし、コンピュータでミリングするいわゆるCAD/CAMが一般的になってきました。いまだ、上部構造のマテリアルはさらなる発展が必要と思います。

 患者様の高齢化に伴い、メンテナンスは段々と難しくなってきます。
患者様自体もプラークコントロールは難しくなってきますし、クリニックへの来院自体が難しくなってくる場合もあります。患者様とのコミュニュケーション自体が難しくなるケースもあります。そういった様々な状況を考えると、インプラント治療はこれまでよりも長いスパンを想定して治療方法およびプランを検討することが不可欠になります。

これは担当した臨床医のみでなく、多くのインプラントを手がける先生が後で治療しやすい設計および構造にすることも必要でしょう。

さらには、世界的に普及していて、長期にわたって安定した企業のインプラントを選択することも肝要です。これから、超高齢化社会における歯科医療およびインプラント治療の需要はより大きくなるものと思います。これまで体験したことのない別次元へ医療業界は対応していかねばなりません。ここの臨床医レベルではなく、学会レベルでの方向性の確立が当然必要となってきます。

より長くいきるからこそ、口腔の健康は重要となってきます。我々も力を合わせて社会に貢献できるように進んでいきたいと思います。 

勝山 英明
みなさん、こんにちは。
 
 昨日まで腎臓結石の治療で入院してきました。いつもは治療するサイドですが、治療を受ける側になって色々と感じるところがありました。

歯科治療の際に説明する機会を患者様から求められる機会と要望は年々増加しています。私達もそれに十分対応しているつもりでした。しかし、今回結石での入院は2回目ですが、医科での説明義務の徹底は歯科よりも急速に進んでいるように感じました。私達もより徹底する必要があります。また、機材の進歩はすさまじく、内視鏡のレベルも素晴らしいですね。特に画像の鮮明さには驚きです。
 
 経験のある方はご存知でしょうが、入院までに書く書類の多さには驚かれるのではないでしょうか?また、入院の場合は看護師の方は一日で担当が入れ替わるわけで、患者の本人確認の重要性は言うまでもありません。しかし、それでもなかなか伝達はうまくいかないようで、同じ事を複数回繰り返して確認しても伝わらないことも多いように感じました。一方、複数の人間が絶えずチェックするという利点もあるようです。

 我々の分野に移し替えてみると、患者様との一対一の対応には安心感はありますが、複数の目のチェック機構に欠けてしまいます。そのため、自身を見る目も必然的に曖昧かつ甘くなってしまう傾向があるように思います。その一例として、インターネット上では世界的名医ばかりが溢れており、こういった現象は常に第三者の目に晒される他科の方々にはない傾向です。歯科全体がそういった悪習を排除していく必要があると思います。
 
 最後に担当医の先生も朝早くから夜遅くまで回診して下さり大変そうでした。お疲れ様でした。

 治療に携わってくれたチームのみなさんに感謝すると共に、同じ医療人として勉強させてもらえたこの経験を患者様へ生かしていきたいと思います。

 この場を借りてお世話になった方々と入院中も頑張ってくれたMMDCのスタッフに御礼と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
CID 10周年記念講演会
寒い日が続きます。明日から、横浜みなとみらいのパシフィコで公益社団法人 日本口腔インプラント学会、第30回 関東甲信越支部学術大会が開催されます。関東甲信越支部は口腔インプラント学会の支部の中で最大で、支部会とは思えない規模の大会が開催されます。プログラムも多方面からインプラント治療を検証しよういう、盛りだくさんの内容になっています。

 我々のクリニックからも小川先生が上顎洞手術の10年経過について報告しますし、私自身もご講演させて頂きます。最近、インプラント治療も社会的に一般的になってきましたが、その反面色々な弊害も増加してきているようです。それは、医療事故を初めとして、メーカによる医療の方向性の歪曲、インターネット上の過剰な広告などです。ネット上の過剰広告を見ると、世界の名医が溢れており、患者様も何が本当のことか迷われることと思います。そういった点から言えば、学会活動を真摯に行なっているということはインプラント治療に携わる上で不可欠と思われます。また、学会の学術大会は様々な観点からの発表、意見が交換されますので、非常に重要な意味合いを持ちます。
 
従来の先進的歯科医療は様々なスタデイーグループを中心として推進されてきたと言えるでしょう。しかし、社会的コンセンサスを得る上でも様々なすスタデイーグループが学会とリンクして進んでいくことが不可欠です。我々のグループもそういった観点から活動を推進しており、主要学会での発表、種々の活動を推進しています。
今年、12月3、4日には東京、ベルサール六本木においてCID (Center of Implant Dentistry)の10周年記念講演会を開催します。メインテーマとして、インプラント治療の長期経過と将来の方向性、コンピュータ支援インプラント治療、審美インプラント治療の生物学的/修復学的アプローチを掲げました。また、招待演者として米国ケンタッキー州、Louisville大学教授、Prof.Dean Mortonとドイツ、Dr.Caccachiを予定しています。これまでの10年を踏まえ、将来のインプラント治療/歯学を予見することのできるセミナーになるものと期待しています。国内主要メーカーの協賛も得られ、展示も先端歯科治療のハードウエアの現状と将来を示すものとなるでしょう。多くの方々のご参加をお待ちしています。
2010年から新年へ
 皆さん、こんにちは。MMデンタルクリニック理事長の勝山です。
今日がクリニックでの診療の最終日です。

 2010年はある意味、ターニングポイントの年だったと思います。
まず4月にはGenevaでのITI World Symposium 2010においてアジアで唯一のプログラム委員に任命され、1年以上前からシンポジウムの成功に向けて準備してきました。世界の経済状況は大きく低迷した年でありましたが、3000名以上の参加者が世界中からあり、盛況のうちにスタートすることができました。しかし、シンポジウムの期間中にアイスランドの火山の噴火に遭遇し、ヨーロッパ以外の国からの参加者のほとんどは予定便で帰国できなかったため様々なルートで移動を試みる人、狼狽する人、ゆっくりと構える人等、人間性を露にした経験でした。
 
 また6月にはかつて留学していた、ボストンにおいてクインテッセンスPRDシンポジウムが開催されました。これは、歯科のオリンピックとも呼ばれており、スピーカーは皆、世界で教科書等を書いている方々ばかりで、そこに招待されて講演する事は、多くの歯科医師の夢でもあります。4年に一度の開催ということもありますが、これまでに日本からも数人の演者しか招待を受けていません。今回は2回目の招待を受けましたが、末席のセッションであった1回目とは違い、メインセッションで特に聴衆に人気のあるインプラント審美のセッションで講演する機会を得ました。
これまで17年間にわたり、国内外で講演してきましたが、2000名の会場でネーテイブスピーカーに混じり、アジアから一人そのセッションで講演する事は極度の緊張を強いられました。
演者はスイスからベルン大学、Buser教授、チューリッヒのGrunder先生他、インプラント治療を行なう歯科医師であれば、誰もが知っている先生方とのセッションでした。6名のスピーカーで1日担当し、最後にスピーカー全員でデイスカッションを行い、ある合意点を探るという内容です。
様々な背景で異なる考え方、アプローチはありますが、世界のトップレベルの間には大きな考え方の違いはなく、名人芸の治療から科学的背景に基づく安定した治療成績を追求する方向へと集約しています。

次回もまた、数年後にボストンで開催される予定です。日本から多くの先生方が参加されることを期待します。
 
 年間を通して、執筆に時間の多くを費やした一年でした。ITI treatment guide Vol.5は上顎洞の治療に焦点を絞った成書ですが、来年ベルリンより春に英語版が出版され、その後8カ国語に翻訳される予定です。デンマークのDr.Simon Jensenと共著で仕事をしていますが、非常に優秀な先生で多くの事を得る事ができました。原稿もほぼ終了し、来年の春にはDVD付きの出版が予定されています。
 
 今年を振り返ると、11月にはスイスでの会議、12月には中国、Xiamenでの国際シンポジウムと、仕事の大半が海外中心に動かざるをえませんでした。2011年はより、国内に比重をおき、目の前の患者様に長期的に安定したインプラント治療を提供する事を最優先として従事したいと考えています。また、海外の学会活動から国内学会での活動もより充実させたいと考えています。何より、スタッフまた様々な方々のサポートと尽力により、この多忙なスケジュールにおいても一日も病欠することなく、1年を過ごす事ができました。

 皆さんに感謝いたします。患者様また各方面の皆様のご多幸をお祈りいたします。良いお年をお迎えください。