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MMデンタルクリニック スタッフ日誌
みなとみらいにあるMMデンタルクリニックのスタッフの、日々のつぶやき
2010年から新年へ
 皆さん、こんにちは。MMデンタルクリニック理事長の勝山です。
今日がクリニックでの診療の最終日です。

 2010年はある意味、ターニングポイントの年だったと思います。
まず4月にはGenevaでのITI World Symposium 2010においてアジアで唯一のプログラム委員に任命され、1年以上前からシンポジウムの成功に向けて準備してきました。世界の経済状況は大きく低迷した年でありましたが、3000名以上の参加者が世界中からあり、盛況のうちにスタートすることができました。しかし、シンポジウムの期間中にアイスランドの火山の噴火に遭遇し、ヨーロッパ以外の国からの参加者のほとんどは予定便で帰国できなかったため様々なルートで移動を試みる人、狼狽する人、ゆっくりと構える人等、人間性を露にした経験でした。
 
 また6月にはかつて留学していた、ボストンにおいてクインテッセンスPRDシンポジウムが開催されました。これは、歯科のオリンピックとも呼ばれており、スピーカーは皆、世界で教科書等を書いている方々ばかりで、そこに招待されて講演する事は、多くの歯科医師の夢でもあります。4年に一度の開催ということもありますが、これまでに日本からも数人の演者しか招待を受けていません。今回は2回目の招待を受けましたが、末席のセッションであった1回目とは違い、メインセッションで特に聴衆に人気のあるインプラント審美のセッションで講演する機会を得ました。
これまで17年間にわたり、国内外で講演してきましたが、2000名の会場でネーテイブスピーカーに混じり、アジアから一人そのセッションで講演する事は極度の緊張を強いられました。
演者はスイスからベルン大学、Buser教授、チューリッヒのGrunder先生他、インプラント治療を行なう歯科医師であれば、誰もが知っている先生方とのセッションでした。6名のスピーカーで1日担当し、最後にスピーカー全員でデイスカッションを行い、ある合意点を探るという内容です。
様々な背景で異なる考え方、アプローチはありますが、世界のトップレベルの間には大きな考え方の違いはなく、名人芸の治療から科学的背景に基づく安定した治療成績を追求する方向へと集約しています。

次回もまた、数年後にボストンで開催される予定です。日本から多くの先生方が参加されることを期待します。
 
 年間を通して、執筆に時間の多くを費やした一年でした。ITI treatment guide Vol.5は上顎洞の治療に焦点を絞った成書ですが、来年ベルリンより春に英語版が出版され、その後8カ国語に翻訳される予定です。デンマークのDr.Simon Jensenと共著で仕事をしていますが、非常に優秀な先生で多くの事を得る事ができました。原稿もほぼ終了し、来年の春にはDVD付きの出版が予定されています。
 
 今年を振り返ると、11月にはスイスでの会議、12月には中国、Xiamenでの国際シンポジウムと、仕事の大半が海外中心に動かざるをえませんでした。2011年はより、国内に比重をおき、目の前の患者様に長期的に安定したインプラント治療を提供する事を最優先として従事したいと考えています。また、海外の学会活動から国内学会での活動もより充実させたいと考えています。何より、スタッフまた様々な方々のサポートと尽力により、この多忙なスケジュールにおいても一日も病欠することなく、1年を過ごす事ができました。

 皆さんに感謝いたします。患者様また各方面の皆様のご多幸をお祈りいたします。良いお年をお迎えください。